【9月18日(水)】
お陰をもちまして、一昨日、壁画の第1期作品が本堂内壁面に掲げられました。ヨコ6.1m×タテ2mの大作です。画題は「妙高・黒姫・戸隠図」です。中央の黒姫山は信濃富士よろしくどっしりとして北信の鎮めのようであり、その奥には神々しく峩々と連なる戸隠があり、それらの光背のように麗々と佇む妙高・火打かあり、各々の個性に輝く存在感で私たちを見護ってくれているようです。
その風景は、太古の昔から多くの先人たちが降り仰ぎ、ある者は日々の心の糧とし、ある者は旅の疲れを癒す標とし、またある者は詩歌を育む故郷の情景として親しみ慕ってきた風景なのだと感じ入りました。今後、壁画の第2期・第3期は、北は妙高の遥かな裾野へと続き、南は飯綱山に連なる山と里の風景に広がっていきます。
本堂は、どなたでも入れるように公開しています。ご自由にご鑑賞ください。
写真は、この度の壁画を背にして立っている、中央に田窪恭治画伯、向かってその右隣にこの度の全事業費をご支援くださっている中田福佳さん、画伯の左隣が住職の私です。
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