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勲 白鳥

【11月20日】

 毎朝、近所のご婦人が本堂でお朝事をともに勤めてくださっているのですが、今朝、そのご婦人が、私はよく子どもに欲を言えばきりがない、自分が今あることに幸せを感じることができれば幸せなんだと話すとおっしゃっていました。つい忘れがちな大事な気持ちだと感じました。

 解決の糸口が見えない戦争、飢饉、インフレ、あの大谷選手が一夜にして1兆円規模の負債責任を問われるかもしれないなどということも安定した老後を夢見ようとしても何が起こるかわからない錯綜の時代社会に先が見えない不安に常につきまとわれているようです。

 このような時にこそ、自分の足元に目を向け、今生きていること、それがあらゆるご縁に支えられていることを思い、人との語らいの中に感謝の念とともに自分ができることを考えて暮らしたいと思います。


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