【6月5日(日)】
行善寺境内に聖観音菩薩像が建立され、朝9時から住職読経とともに役員と世話人による開眼式がありました。観音様建立の目的は、昨今の軍事侵攻等による大量殺りく、それに伴う食糧危機、異常気象等による自然災害、コロナ禍などの感染症や原因不明のさまざまな病気など、多くの人々が深い悲しみと言いようのない不安を感じている中、観音様とのご縁を信じることで、改めて世界平和と人々の安寧を願うことの尊さに手を合わせることです。宗祖親鸞聖人のご内室である恵信尼さまは、聖人が50歳頃に法然さまは勢至菩薩、親鸞さまは観音菩薩の化身であるという夢をご覧になられました。勢至菩薩は智慧の仏さま、観音菩薩は慈悲の仏さまです。衆生を救いきれぬ悲しみに、観音さまは涙を流し、そのしづくから蓮が生まれたという言い伝えがあります。平和への道は開かれ、そのたどり方は私たちにゆだねられている。だからこそ、私たちは、願い、願い、願い続けて、仏さまからかけられている願いと相応していくことで歩いていけるのだと思います。
開眼式の後、参列された皆さんで境内の草取りや草刈りなどの清掃を2時間近くしていただきました。作業が終わり、皆で汗を拭きながら笑顔で話し、いただくお茶とお菓子で、ひと時の清涼感を味わえました。観音さまの慈愛と皆様の善き心のお陰で清々しいありがたい日となりました。ありがとうございます。合掌
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