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【3月12日】

あるお寺の掲示板に、「ありがとう」の反対は何でしょう? と書かれていて、その横隅に 答え「当たり前」 とありました。

昨日は、東日本大震災から12年、東北各地で追悼行事が営まれ被災地では遺族らが故人をしのび、離れた場所から支援を続けてきた人たちも被災地に思いを寄せられました。

そして、その翌日の今日12日には、長野県の栄村で震度6強の地震が観測され、大な被害をもたらしました。地元の小学生は震災から学んだことを風化させない取り組みをしているという記事を読みました。

当たり前と思っていた日常が、これほど脆く危ういことなんだと思い知らされ、今更ながら生きていることの不思議、命の尊さ、有難さを思わずにはおれません。

今日、落合という集落のご門徒さんのお宅にお伺いし、奥様のおつれあい様の23回忌の読経並びにご家族とともに正信偈をあげました。おつれあい様のご遺徳とともに、働き盛りの夫を亡くされ、それでも二人のお子さんを立派に育て上げた奥様のご苦労が偲ばれました…その後お茶によばれ、奥様と12年前の震災の話や本堂改修、若院の結婚などの話を交わさせていただきました。ご家族の実直さや優しさに触れさせていただき。心も温まりました。ありがとうございます。

帰りにお手製のおはぎをいただき、帰宅して仏様にあげ私も頂戴しました。3種類のおはぎはいずれもとても美味しくできていて、改めてご家族の温かさを感じました。実は、今日は私の62歳の誕生日です。有難い1日にしみじみ感謝です。by住職



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